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不倫相手への慰謝料請求の流れ

信頼していたパートナーが不倫していることを知ってからというもの、
辛く悲しい日々が続いていることでしょう。
そして、不倫相手に怒りの感情が芽生え
謝料を請求してやる!」と感情的になってしまうかもしれません。



それは無理もないことだと思います。
このやり切れない想いをどこにぶつければいいのか分からないのでしょうから。



しかし、冷静に状況を把握し、手順を踏んでいかなければなりません。
決して、ひとりで抱え込んではいけません。
なかなか周りの方にはお話ししにくいでしょうが、
信頼できる友人・知人に支えてもらいながら、
出来るだけ早くに行政書士や弁護士等の専門家に相談して下さい。



事前に専門家にご相談されることをお勧めします。専門家に相談することで、
個々の事情に合わせて、適切なアドバイスを受けられますし、
安心して手続を進めることができます



それでは、不倫相手に慰謝料を請求する流れについてご説明します。


★不倫相手への慰謝料請求の流れ?


① まずは証拠を集めましょう!


まずは、本当にそれが不倫であるのかどうかを見極める必要があります。
まだ、単に食事に行ったりデートをしているだけという段階であれば、
相手に対して釘をさす程度で、関係が解消することもあるでしょう。



まだ、決定的な証拠が掴めていないのであれば、
不倫疑惑を持った勢いで配偶者を問い詰めてはいけません。
その段階では、不倫関係を認めないでしょうし、
警戒心が高くなり、証拠を掴みづらくなってしまいます。



さて、不倫で慰謝料請求するためには、
不貞行為があったのかどうかが重要になります。



ホテルを出入りしている写真」があれば確実ですが、
そのような写真は探偵に頼まなければ、素人で撮れるものではありません。
確定的な証拠がなければ、慰謝料請求できないというものでもありませんが、
証拠は少しでも多い方が良いのは間違いありません。
「これは!」と思われるものは、少しでも証拠として残しておく方が良いでしょう。



配偶者が認めているの場合は、その内容を必ず書面として残しておいて下さい。
書面に残すのが難しければ、ボイスレコーダーに録音する方法でもよいでしょう。
その場合には、不倫の事実、不貞行為をしたの日時・
場所等をしっかり確認し記録に残すようにして下さい。



また、不倫相手の氏名・住所・勤務先・収入・既婚者かどうか
等の情報をできるだけ多く把握しておくことも必要です。
特に内容証明郵便を送る場合には、氏名と住所は必ず必要です



どのようなものが証拠となるのかについては、
ご自身で判断付かないこともあるとは思いますので、
そんな場合には専門家に相談が一番です。



不倫慰謝料が請求できる要件や証拠などについてはこちらをご覧ください。
          慰謝料を請求される前に確認しておくべきこと



② 慰謝料の請求方法を考える


メールや電話で請求するのか、直接会って話し合いで解決するのか、
又は行政書士や弁護士等の専門家に依頼をするのかを考えます。



まずは、内容証明郵便で請求するのが一般的ですが、
相手の社会的立場や既に謝罪の意思を見せている場合等には、
内容証明で請求することが、円満な解決に逆効果となってしまうことがあります。
その場合には、メール・電話などで相手と連絡を取り、
直接会って解決することが望ましいでしょう。



ご自身で解決を図る場合であっても、
なるべく行政書士や弁護士などに相談をして対応方法を協議してください。
単に、怒りをぶつけるだけでなく、
相手が誠実な対応するように仕向けることが早期解決の秘訣でもあります。
もちろん、ケースバイケースではありますが。



③ 内容証明郵便の送付


内容証明を送付する前に、どのような内容にするのかを決めなければなりません。



「慰謝料を請求する」のか「慰謝料は請求せずに謝罪を求める」のか等、
内容証明を送ることで、どのような目的を達成したいのか
事前に決めておく必要があります。


目的が決まれば、内容証明の作成となるのですが、
慰謝料請求をするためには下記の要件を満たしていなければなりません。


 ①不倫相手が相手に配偶者がいることを知っていた
 ②婚姻関係が破綻していない
 ③不貞行為があった
 ④不倫をしていた事実及び不倫相手を知ってから3年が経過していない


内容証明郵便を作成する際には、上記要件を頭に入れつつ作成する必要があります。
また、感情的になって脅迫と取られても仕方ない様な内容を記載してしまいますと、
逆に脅迫罪で訴えられる可能性もありますので注意して下さい。



②でも記載していますように、不倫に至った事情によっては、
相手にも配慮しつつ誠実な対応を取りやすい
内容にすることも考えなくてはなりません。


書面の内容・受け取った際の相手の精神的プレッシャーを考えますと、
行政書士等の専門家名で職印を押印して送付するのが最も効果的です。


    ≫ 「効果的な内容証明文書の作成方法」についてはこちらをご覧下さい!



④ 相手からの回答を待つ

内容証明を送付したら安心かと言いますと、そうではありません。
内容証明は、郵便配達員が直接、本人もしくは家族に手渡しをするため、
まずは受取の確認をする必要があります。
受取が確認できれば、相手からの回答を待ちます。



専門家が作成する場合には、
予め相手からの反応も想定した上で文面を起案し作成しています



⑤ 相手の回答に対して検討する

内容証明に記載している内容を認め、
指定した金額をそのまま振り込むといったことはほとんどなく、
何らかの回答をしてきます。



そして、相手から回答がありましたら、その内容を確認します。
一般的に考えられる回答としては、次のようなものがあります。


  ① 過去に不倫関係にあったことは認めるが、慰謝料は支払わない
  ② 慰謝料の支払いは認めるが、減額してほしい
  ③ 不倫関係を認めない
  ④ 回答することもなく、無視をする


上記のような回答を受けて、「話し合いの場を持つ」のか、
「書面でやり取りをする」のか、それとも当事者の協議での
解決はあきらめて「法的手続きをとる」のか等を検討します。



相手からの誠意の度合い、ご自身の状況等を踏まえて考えることとなります。



⑥ 示談書や和解契約書の作成

相手が慰謝料の支払いに応じるのであれば、
必ず和解契約書の作成をしなければなりません。
また、分割払い等、和解契約書の作成当日に全額を支払うことが困難な場合には、
公正証書を作成する必要があるでしょう。



和解契約書の内容は、ネット等の雛形を見ながら作成することも可能ですが、
ひな形は個別の事情を考慮していません。
よって、そのまま使用するリスクはとても大きいものです。
契約締結後の安心をもらうという意味でも、
専門家と相談しながら作成した方が良いでしょう。



⑦ 内容証明で解決できなければ、法的手続きへ

残念ながら、内容証明を送っても無視されたり、相手が誠意ある対応を見せなかったり、
話し合いでは折り合いがつかなかい場合には、
裁判所に対して調停の申し立てを行うことになります。



調停は、調停委員を間に挟んだ裁判所での話し合いで、
特に弁護士を必要とするものではありません。



調停委員は双方の話を聞き、最終的に調停案を提示してくれます。
その調停案に双方が納得し合意できれば、調停成立となります。 
その後、調停調書が作成されます。この調停調書は、確定判決と同じ効力を持ち、
内容に従わなければ、調停調書に基づき相手の財産に対し強制執行ができます。



内容証明を送付して無視されたとしても、立て続けに調停の申し立てを行うことで、
解決の糸口が見つかることもあります。
内容証明を受け取り、間をおかずに裁判所からの呼び出し状が届くことにより、
あわてて相手が連絡を取ってくることもよくあります。


ひとつ手を打っても、さらに次なる手を準備しておくことで、
問題解決につながることもありますので、早めに調停の心構えをしておきましょう。



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慰謝料を請求する前に || 慰謝料請求通知書の作成


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