(2010/12/4)不倫は決して許されることではありませんが・・・
先月から受けていた2件の不倫に関する慰謝料請求の事案が解決しそうで、
ホッとしました。
2件とも、奥様が不倫をされた事案でした。
どちらの方も、奥様を信頼していただけに、その事実を知ってからの
落胆と悲しみは相当深いようでした。
当事務所にご依頼を頂く全ての事案がそうではありませんが、
奥様が浮気をされる場合には、夫婦生活において失われているもの
を不倫相手の男性から感じて、そのような関係になる傾向があるようですね。
特にご主人に不満がある訳ではないが、結婚生活を続けているとどうしても
ご主人が女性として見てくれてなくなってきていることを感じてしまう。
そんなときに、話を聞いてくれて、自分のことを褒めてくれたり、
女性として扱ってくれて優しい言葉を投げかけられると、
自分に夫がいることに罪悪感を感じながらも、誘われてしまうと断れなくなってしまう…
そのようなところから、不倫関係が始まるようです。
でも、いざ、ご主人にそのことが知れてしまうと、ご主人の落胆ぶりを見て我に返る。
ここで、離婚に進んでしまうご夫婦も多いです。
しかし、信頼関係のあったご夫婦の場合には、許せない想いはもちろんあるのですが、
「何故、妻がそのようなことをしたのか」を考えて、夫婦関係を見直すきっかけになる
こともあります。
今回の2件のご夫婦は、それに当てはまりました。
もちろん、このような事情から夫婦関係を修復して信頼関係を再度取り戻していくことは
かなり難しく、相当な努力も必要です。
不倫は決して許されることではありませんが、不倫をする理由は何も不倫をした当事者だけに
あるのではないということです。
当事務所は、離婚事案を多く扱っておりますが、決して離婚を勧めるつもりはなく、
夫婦関係を修復できるご夫婦については、そのためのお手伝いをさせて頂いております。
「婚姻契約書」なんていうものも作成しております。
「婚姻後の契約は、婚姻中いつでも夫婦のどちらからでも取り消せる」という基本的な
ルールがありますので、作成にコツは必要ですが。
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